![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|||
■ 色男入室禁止 ■ by りんねさま 俺の最近の悩み。 それは・・可愛い、かわいい彼女の和葉が・・・ アイドル好きってこっちゃ・・・!(滝汗) もちろん相手はくっつくわけがありえへんアイドルや。芸能人や。 せやけど・・・せやけどなぁ!!! 俺以外の男に頬染めるなっちゅーねん!!!(怒) なんやもう見てて腹立つわ!! なんやねん、あのテレビ見てる時のポーっとした和葉の顔!! 挙句の果て、インターネットでファンクラブ入会手続きなんぞ検索しおって・・・(怒怒) ・・・まぁそん時は怒った俺にお仕置きされて諦めたんやけどな?(笑) せやから・・・せやからなぁ せめて・・せめて!!! 事務所で仕事しとる時くらい、余計な心配しなくてええと思っとったんに・・・ はぁ・・・・神様は俺のことが嫌いなんやろか・・・(泣) 遡ること3日前。 いつものように俺は電話で予約してきた依頼主が約束の時間にくるのを 事務所で待っとった。 和葉にコーヒー入れてもろて、たこ焼きもセットで作ってもろて。 ・・・エプロン姿の和葉もめっちゃかわええねんなぁ・・www おっといかんいかん。話の続きせな!(惚気はまた今度な!) そんで丁度約束の時間に依頼主は来た。 ここまではええねん。いつもどおりやねん。 ところが・・・めっちゃくちゃ困ったことに依頼主は・・・ 和葉の今ハマっている、あの某アイドルグループの メンバーにそっっっくりやねん・・・・!!! 当然和葉はひと目見て石化しよったわ。 俺もそんな和葉見て石化寸前やったっちゅーに!!(怒) しかも我に返ったかと思えば 「もしかしてあのグループの○○さんですか?!」 なんて真っ赤になりながら言いよるし。 相手の男も和葉の顔見てちょっと照れながら 「違いますよ〜。よく言われますけど(笑)」 なんて笑顔で返しよるし!! ふざけんなや! 和葉にそんな顔させていいのは俺だけじゃい!! 和葉と依頼主は相談することをきれいさっぱり忘れて 楽しく話しこんどるし!! 和葉はごっつかわええねん!!そんじょそこらの女と比べもんにできへんねん! せやから相手の男も絶対に嬉しいはずや。 俺の不機嫌バロメーターはどんどん増すばかりや・・・(涙) 和葉はそんな俺の気も知らんとずっと依頼人としゃべっとるし・・ そろそろ俺にも我慢の限界ってもんがあんねん。 「おい、兄ちゃん。なんの相談に来たんや? 相談もせんと人の女としゃべってんなよ?」 和葉が驚いて俺を見上げる。 「ちょっと平次!あんたそんな言い方ないんちゃう?! ごめんなぁお客さん、こいつすっごい勝手やねん、堪忍したって?」 和葉が小首をかしげて客に詫びを入れる。 ちょっ!!お前それはアカンやろ?!反則やろ!!!!!? 客真っ赤になっとるやんけ!! アカン、もうアカン!!! 俺は和葉をぐいっと引きよせ、客のほうに向き直る。 「ほんっとにスマンなぁ。兄ちゃん。 今日はちょっと俺調子よくないねん、せやからこれでおいとますんで?? こいつにもやらせなあかんことぎょーーさんあるし。 ほんまにごめんなぁ・・・?」 俺のどす黒いオーラに客は一瞬でひるみ、踵を返してそそくさと行ってしまった。 作戦大成功やな。 当の和葉はまだ俺の腕ん中で暴れとる。 「ちょ、離してぇな平次!!何すんの! お客さん帰ってもーたやん!!どうすんのー!」 うっさいわ、ボケ。原因は全部お前にあるんじゃ! 「じゃかぁしいわ!お前が頬染めてアホ面しとるんこれ以上 みてられんわい!帰るぞ、ボケ!」 当然和葉がこれで納得するはずもなくぎゃーぎゃー喚いてくる。 「何やのその言い方!!! アタシなんもしてへんやん!!しかも・・ ・・・さっきのお客さん、似てたのに・・・」 なっ!何やてええぇ!! 「・・・・お前まだわからへんのか・・・。」 もうアカン。たまらん。 反論しようとする和葉の口を自分のそれで塞いで、 近くにあったソファに二人して沈み込む。 もう、俺しか見えへんようにたっぷり教え込まんとなぁ・・。 和葉がもう二度とアイドルなんか好きにならへん、と呟いたのを聞いて 平次がほくそ笑むのはまた別の話。 |
||||
![]() |
「どんなに経っても、きっとぺーのヤキモチ癖は一生変わらないと思います(笑)」 by りんね | ![]() |