「なぁ服部ぃ〜、お前明日のお返しはどうすんのやぁ〜?」

はぁ?お返し?・・・・・・・・・・・・・何のや?

「お返しって何や?俺、最近誰にも何も貰うてへんで?」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・。」」

なんやコイツラ・・・・・・・・ポンポンって俺ん肩叩きおってからに。
しかもその哀れみの表情が余計に不愉快やで。

「何やねん!言いたいコトがあるんやったらはっきり言えや!」

「お前・・・・・・・・・ほんまに遠山から貰えへんかったんやな・・・・・・・・・・・。」
「自業自得とはいえ不憫なヤツ・・・・・・・・・・・・。」

あっ。
あのコトか・・・・・・・。

「貰うたで。」

コイツら俺のそん一言に驚いてるで。
しかも、
「ほんまか?!ほんまに遠山から貰うたんか?!」
「見栄張ってるんやないやろな服部?!」
なんぬかしとる。
「何で俺がオマエラに見栄なん張らなあかんねん。」
これ以上は答えへんつもりで、ダブルバーガーに食らい付いた。

なんやこの状況は1ヶ月前ん時に似てへんか・・・・・・。

「やったら、何貰うたんや?」

今急がしぃんじゃ。
見て分かれや。

「チョコレートケーキか?それとも、その色黒に負けへん位のビターチョコやったんか?」



「 hotchoco やねん。 」



へっ?
今の俺ちゃうで・・・。

慌てて回りを見回すと・・・・・・やっぱ・・・・・・・和葉や。
アイツラも他に行くとこないんか。
「おっ。遠山や。丁度ええ〜。と〜やま〜〜〜!!」

ちっ。
今日は俺が止めるより早う和葉んことを呼びおった。
和葉も今のは俺らへの返事やなかったんか・・・・・・ほっ。

「平次らもおったんや。」
とうとう和葉らが俺らの横のテーブルに来てしもたやんか。
「遠山〜、バレンタインに服部にチョコやったってほんまか?」
「え〜〜!和葉、服部くんにチョコあげたん?」
あん時と同じメンバーやから、和葉が俺に今年はなんもやらんいうんを聞いとるんや。
「えっ。え〜〜と〜〜〜。」
和葉は何て答えてええか分からへんみたいやな。
救いを求める様に俺ん方を見とる。

俺は眉間にシワ寄せて、なんも言うな!、ちゅう合図を送った。
貰うたいうてもや・・・・・・・・缶ジューのhotchocoなん恥ずかしいやろが。

「あっあげたよ。一応。日ごろのお礼いうヤツやけど・・・・・。」

まぁ確かに、お礼いうとったな。
バイクで送っていったことへのやけど。

「ほんまやったんやなぁ・・・・・・・。で、何やったんや?コイツに。」

まだ聞くか・・・・こんアホ。

「俺が貰うたんがほんまいうんが分かったら何やってええやろが!」

「何か分からんとお前がするお返しへのアドバイスが出来へんやんけ。」

「何で俺が今更、和葉にお返しせなあかんねん。」

あん?
なんやその人をバカにした様な、呆れた様な顔はぁ〜。

「やっぱ服部くんの辞書には”ホワイトデー”いう項目は無いんやね・・・。」
「服部よぉ〜、お前少しは学習せぇや・・・。」
「そやそや。こんままやと、来年こそほんまに貰われへんで。なぁ、遠山。」

「////////////。」

「・・・・遠山?」
「どないしたん和葉?顔赤こうなってんよ?」

「・・・・・・・・・・平次・・・・・・・・・もうお返しくれた/////////////。」

「そやそや、俺はすぐに返し・・・た・・・・・・・・ !!!!! 」

俺はそこまで言うてから、慌てて和葉ん方向いた。
和葉んヤツ、真っ赤になってもうてるで。

「ほぉ〜〜〜服部がなぁ〜〜〜。」


あかん・・・・・・・・ばれたか?


俺はそれからすぐに、これ以上墓穴掘らんように和葉連れて退散したんや。
逃げるんは俺ん信条に合わんが、時と場合によっては有りやろ。


俺らに恋人っちゅう肩書きが出来たことを誰も知らん。
別に隠してるワケやないで。
どいつも気付かへんだけや。
まぁ、今までが今までやからな、無理もないやろ。
和葉も恥ずかしいんか誰にも言うとらんみたいやしな。
俺も周りからヤイヤイ言われるんは好かん。
ばれんのやったら、それに越したことはないちゅうことや。

そやけど・・・・お返しかぁ・・・・。

やっぱせ〜へんとあかんのやろなぁ。
和葉も何か欲しんやろなぁ。
お礼のお返しいうんも変やけど・・・・・・まぁええか。
三倍返しでも360円や。



ほんでホワイトデー当日、俺はいっぺん家に帰ってから用意したお返し持って和葉ん家に行った。

「ほら。お返しやで。ありがたく貰えや。」
わざわざ持って来てやったちゅうんに、
「平次・・・・・・・・・・・これ何?」
マジマジと受け取ったモンを見ながらこう宣うた。
「見て分からんか?」
「あたしには・・・・・・・ただの牛乳にしか見えへんのやけど・・・・・・。」
「牛乳以外の何に見えんねん。牛乳や。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「高っかい牛乳なんやで。1リットル520円したんやからなぁ。」
「・・・・・・で?」
「白いモンやったらええんやろ。それにお前んその貧乳が少しでもおきゅうなるように〜思てな。」
「なっ・・・///////。」

和葉は急に真っ赤になって怒り出してしもた・・・・・。

「あたしは貧乳ちゃうで!!人並みにはあるんや!!」
「そんなん言うたかて、知らんがな。」
「見て分からんかいっ!!」
和葉がムキになって胸突き出すもんやから、


ぱふっ!


つい・・・・・・手が・・・・・・・・。


「  !!!!!!!!!   」


うわっ・・・・・・・・・・・・こっこいつ・・・・・・結構チチでかいやんけ・・・・・・・・・・・・・・。

なんや・・・・俺ん手にピッタリやで・・・・・・・・・。


もみっ!


「  ★◎×▽※■〓@◆≧!!!!  」


・・・・・・・・・・・しかも・・・・・・・・・・・めっちゃめちゃ気持ちええ〜・・・・・・・・・・・・。


そやっ!

「 和葉 !! 」

「 生チチも触らしてくれっ!! 」

冗談ちゃうで!俺は本気や!


「 こ〜〜の〜〜〜どアホ――――――!! 」


・・・・・・・・・・・・。

「うう〜いった〜。いきなり何すんねんっボケッ!!」

大マジメに言うたんに何で投げ飛ばされなあかんねん・・・・・・・・・・。


「 ボケはあんたや!!
       このスケ平〜〜次!!!!!!! 」



うっ。
和葉んヤツは言いたいことだけ言いおって、さっさと玄関閉めてしもた。
しかも、鍵までかけとる。

そんなに怒らんでもええやんけ。
そんチチも俺のモンちゃうんか。


諦めへんで!絶対今日中に、生チチ触ったんねん!!




覚悟せぇや和葉。








ちゃんちゃん。








はい。「hot milk」でした。
あ〜〜〜爽やかはどこへ行った〜〜〜〜〜〜!
バレンタインの可愛らしさはどごぞへ行っちまったんだ?
しかも、なんと・・・・・・mickyさまもyunaさまも・・・・・・・・・ふふふ・・・・・・・・・微エロ・・・・・・・・・。
だってそうでしょう?布団に引っ張り込むヤツと、妄想して鼻血出すヤツ、・・・・・・あっ・・・・・・でも私の服部が1番スケベか?
生チチはあかんで!生チチは!!
それに、この3人の服部どれもエロボケ度高!・・・・・ははは。
本当に偶然とは言え、恐ろしい程よく似てる。
ちなみに、今回はテーマは無かったんだよ。本当に!各自自由に書いてこれ。
でもでも、mickyさまyunaさま本当にありがとうございましたサンキュ(* ゚̄ ̄)/・・・・・・・♪
by phantom
 

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