12月24日… 今日は、言わずと知れた“恋人達のクリスマス”である。

恋人同士になり早、半年以上たつこの二人も、このイベントに乗り遅れるなとばかりに、
USJで行われるクリスマスパレードを見に行こうと 張り切っていたのだった…




彼、服部平次は 冬休みなので帰阪しており、
いつもの如く今日は 大阪府警に出向いていた。


彼女、遠山和葉も 大学のサークル関連の用があるので、
久々に、外で待ち合わせをして デートをする事になった。





――そう、待ち合わせ場所は、あの“梅田ビックマン前”である――










恋人達のクリスマス
―服部平次の苦悩―
















―待ち合わせ PM2:00―


(珍しく 今日は時間通りに、服部平次が やって来た。)


“なんや、和葉のヤツ、まだ来てへんやんけ”


(自分の過去はかえりみず、相変わらずズーズーしい男である。)





―5分経過―


“あ〜〜何やってんねん。まったどうせ、サークルの奴らに 引き留められてんやろうなぁ。
さっさと切り上げろっちゅーねん。!”


(この時服部平次は、まだまだ余裕の表情であった。)





―15分経過―


“なんや… ちよう 遅いやんけ…
あ、そうや 電話や電話!”

『只今お客様のかけられた電話番号は電波の… ブチっ!!』

“ツー ツー…”


“圏外って、 地下鉄で来とるんやろか?
…まぁ いっつも待ってもうとるし、メチャメチャ焦ってるやろうから、
来た時は あんま言うたらんとこか…。”




(そろそろ ちょっと、イラ付いてきた様である。
普段、待たせる事の多い人間の方が待つのは苦手なものである。
それに相手が遅刻など 滅多にしない人であったなら尚更、イライラ度は120%アップで……)


「おいっ 園子!! そんなへんな解説付けてる場合じゃねーだろ!」

「そうよ、園子。和葉ちゃんここに引き留めて、これからどうするの?」

「園子さん。こう言う事はやっぱり止めた方が…。」

「なぁ園子ちゃん。平次、かなり機嫌悪いで…
もう、アタシ行った方がええんと…」



「甘いわ!!!」


4人:“ビクッ!!”



「もう〜(怒)和葉ちゃん!まだ15分しか経ってないのよ。
たまには、あの鈍感男を ヤキモキさせたいと思わないの!!」

「そうやけど……」。






“もう! 今日は折角三組で、USJにデートに行くから 進展の無い二人の気分を盛り上げさせようと思って、
この園子様が計画を立ててあげたって言うのに…。
服部くんも服部くんだわ!
もう少し しおらしく待てないものかしら!!
なんなの?あの不機嫌モードは…。
ドス黒いオーラが出てるわよ。
でも、もう少し心配させてから 感動の再会をさせないと、
この二人の事だから“ラブラブクリスマス”なんて、訪れっこ無いじゃない!!”





―30分経過―


その頃、平次は苛立ちを通り越して 悲壮な顔付きに変わっていた。


“和葉のヤツ、オレと待ち合わせしてる時、いっつもこんな風に思とったんや…。”

――何かあったのかも知れない…
探しに行こうと思うが、もう現れるんやないかと気になって、
一歩もそこを離れられない――


平次は、今までの 自分の行動を振り返り、懺悔したい気分になっていた。


“でも、何か事故に巻き込まれてるんかもしれへん!
やっぱ、警察に連絡入れた方がええんとちゃうやろか……。”


平次は もう顔面蒼白になって、今にも倒れそうに フラフラになっていた。






「やっぱあかんわ!
園子ちゃんごめんな。
アタシ、平次のとこ行ってくる!!」

「あっ、和葉ちゃん!!」









「平次!」

「か、和葉!?」



次の瞬間、和葉ちゃんは 服部くんに抱きしめられていた。



「和葉、和葉、和葉!無事で良かった!!
……ホンマごめんな、
今までオレ、和葉にこんな思い させとったやなんて…
ホンマにごめん……。」



服部くんは 和葉ちゃんを抱きしめたまま、ずーっと謝り続けてたのよ…。
これよ!私はこんな二人を見たかったのよ!
どう?園子様のアイデアは。
なかなかの物でしょう?




「平次… アタシこそ、
ごめんなさい……実は、アタシ……。」


“ゲッ?!和葉ちゃん何を言い出すつもり!!
余計な事、喋られる前に止めなくちゃ!!”


「ああ〜〜! か、和葉ちゃん!!

……と…服部くん…ひさしブリ……(汗)」



「…?!な、なんや?鈴木のねーちゃんやんけ!
それに、工藤? ねーちゃん? 京極さんまで?!いったい……?」


「なんだ、聞いてなかったのか?
今日、オメーらがUSJでデートするって聞いたから、みんなで一緒に行こうって、
蘭と園子と和葉ちゃんが計画したみてーだから、わざわざ大阪まで来てやったって言うのに、たくっ。」


「……。」


「し、新一、なんか服部くん… 怒ってるような気が………。」



ほんと、服部くんから絶対零度のオーラが出ているのが見えるようだわ…。




「……なんで、今、このタイミングで、お前らがここに来るんや……。」


新、蘭、真:「………。」


「あ、あんな平次…実はな……」


「あ〜〜!もう!!そんなに怒る事ないじゃない!
いつも待たされてる和葉ちゃんの身にもなってみなさいよ!
それに今、深〜く 愛を確認出来たでしょ。私に感謝して欲しいくらいだわ。フン!!」

「そ、園子さん…逆ギレしなくても…
服部くんに謝った方がいいんじゃないですか?」

「なによ真さん!私が悪いって言うの?!
そりゃ、和葉ちゃんを足止めしようって言い出したのは私だけど、
新一くんだって“前、4時間も待たせた事有るんだから、そんぐらい待たした方が
おもしれぇんじゃねぇか”って言ってたじゃない!」

「そ、そりゃ言ったけどさ、30分ぐれぇで服部が
こんな風になるなんて思ってなかったからよー…。」

「………。」

「…そうよね、でも服部くん短気だから 30分も待つの辛かったんじゃないかしら。」

「………。」

「そうですね。彼にしては 上出来だったんじゃないですか?」

「………。」


「…み、みんな…平次…めっちゃ、怒ってるんやケド……。」







「お前らなぁ!!ええかげんにさらせ(怒)!!!」


5人:「………(黙)」









それから後、6人で行ったUSJでのデートの行方は……
甘くなったのか、ならなかったのか……。


平次の苦悩は続く……。




―おわり?―








えへへっ。
頂いちゃいました(〃^∇^)ぇ∧∧∧っ
ってか、強制的に貰ってしまいました!!
平和に新蘭に真園だよ〜〜ん!
流石だ園子ちゃん!君は正しい!
服部を待たせるなら、30分と言わず30時間くらいでも私的にはOK!
もう、和葉ちゃんたら甘やかしたらあきまへん!その男はつけあがるんだからね。
yunaさま〜〜、本当に素敵で可愛いお話ありがとうございました!!
by phantom


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