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~Lively Night~ 02 |
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「なぁ平次ぃ、今日ほんまに寝屋川に泊まるん?」 隣で運転している平次に、顔は反対側の窓に向けたままで聞いた。 「そのつもりや。クリスマス会が終わったら多分ええ時間になってるやろからな」 「ふ~ん…」 たかちゃんの結婚式への招待を断ったら、今度はクリスマス会いう同窓会へのお誘いが来た。 アタシがこんなんやから結婚式への出席は諦めてくれたみたいなんやけど、どうしても和葉にお祝いして欲しいから、言われてクリスマス会への参加はほぼ無理矢理に決定されたみたいなもんやった。 なんか平次も、こっちも断ったら今度は押し掛けて来るで、なん言うし。 流石にそれはあたしも嫌から、しぶしぶやけどこうやって平次と一緒に久しぶりに篭を出ることになってしもた。 「そんなに拗ねるなや。お前かて親友には会いたいんやろが」 「たかちゃんには会いたいよ。やけど……わざわざ寝屋川に泊まることは無いんとちゃう?」 「夜のパーティや酒かて出るやろ。俺らも成人してから初めての同窓会や、飲まん言う訳にはいかなへんやろしなぁ」 「やったらホテルでも…」 「あかん。実家がすぐそこなんに、そんなんしたら変に怪しまれるやろが」 「………」 クリスマス会に出るんは別に構わへん。 ただ、その後寝屋川の平次ん家に泊まるんが嫌なだけ。 おばちゃんやおじちゃんが嫌いな訳や無い、今までも何度がこうなってから泊まったことあるし。 ただ平次が、そう平次がちょっとしか抱いてくれへんから嫌やねん。 「っ…和葉……」 アタシは自分でも気付かへんうちに、平次の足の間に右手を伸ばしてしもてた。 「平次はそのまま運転しててええよ」 シートベルトを外してゆっくりと平次の膝の上に顔を持っていく。 「止め…んっ……事故ったらどないすんねん」 そう言いながら片手でアタシんこと押し退けようとするんやけど、そんなん無視するに決ってる。 ジーンズの上から平次のモノを撫で摩り、左手の指は太腿を誘うように辿った。 そしてアタシの方にある足に軽く歯を立てる。 「くっ……ええかげんに……」 ふふふ。 平次のこんな苦しそうな声聞くんは、久しぶりかもしれへん。 やっていっつもアタシん方が先にイカされてしもて、平次の声なん聞いてる余裕なんないから。 この姿勢やとベルトを外すんに少し手間取ってしもたけど、運転を止められへん平次の抵抗なんたかが知れてるからそのままジーンズのボタンとチャックも一挙に外してその中に右手を差し入れた。 すると、そこにはもうすでに大きく張り詰めて、硬くなり始めてる平次自身が居った。 「平次見っけ」 「おま……んん…っ」 平次が悪いんやから。 昨日晩から、明日は出掛けるから今日はもう寝るで、なん言うてまったくアタシのこと構ってくれへんかったからやで。 今朝かてキスと愛撫はくれても、軽い痛みも何もくれへんかったやん。 「ん…」 取り出したソレを有無も言わさずに口に含む。 「っ…く……」 平次の体がビクッて震えて、ソレはアタシの口の中で更に硬くなり始めた。 唇で表面を軽くなぞり、舌でアイスを舐めるみたいに辿ってしゃぶる。 「はぁ…あぁ…」 「気持ちええ?」 答えは返って来ぇへん。 そやけど平次の手が、いつの間にかアタシの頭を自分自身に抑え付けるように置かれとるんで十分に分かる。 それにアタシに愛されて、平次が気持ち良うないはずが無いんやから。 夢中になってしゃぶっていたから、車が止まったことにすら気付かへんかった。 平次がいきなりシートを思いっ切り倒して、やっとああ止めたんやて思ったくらいなんやもん。 「くはっ……はぁはぁはぁ……うっ」 苦しそうな息遣いとアタシの頭を抑え付ける力で、平次の限界が近いんが分かる。 「なぁ、イカせて欲しい?」 「ああ、イカせてくれ」 お許しが出たから体ごと平次の上に乗り上げて、思いっ切りご奉仕をして上げてた。 平次に仕込まれたアタシの最高級の愛情表現。 仕上げはもちろん、平次のくれるモノを一滴も残さすずに飲み干すことや。 自分の手についたモノも、平次に付いてるモノまで綺麗に舐め上げて平次の顔がある方向けて笑って見せた。 「お前なぁ…」 「気持ち良かったやろ?」 「少しは考えてから行動せぇや」 「何で?」 「下手こいたら、二人してあの世やろが」 「あかんの?」 それの何があかんの? アタシは平次と一緒やったら、そんなん全然かまへんのに。 「まぁ、オレもお前と一緒やったら別に構わんけどな。そやけど、流石にこれはオレが格好悪いやろ?」 「そうなん?」 今の状況が見えへんアタシには想像するしか出来へんけど、言われてみれば確かに平次の今の姿は他人に晒すには恥ずかしいかも。 それにプライドの高い平次にはきっと耐えられへんことなんやろ。 「分かったか?」 「うん。堪忍な平次」 「もう二度と運転中にするなや」 「分かった。もう絶対にせぇへん」 アタシは平次に構って欲しかっただけで、平次の嫌がるコトをしたかった訳とちゃう。 「分かったんなら、それでええ。もうちょいこっち来い」 「平次…」 アタシの両腕を平次の手が掴むから、それを伝うようにして体を平次の上へと動かした。 もっと上へ、そう思うたとたんに強引に引き上げられ口を塞がれる。 「ん…んん」 舌を差し込まれた思うた時には、ワンピースの上から乳首を強く摘まれていた。 ああ…… これこそがアタシが待ち焦がれていたモノ。 もっと、もっと…… 平次を組み敷くいて馬乗りになって、今度はアタシが平次の口の中に舌を差し込んだ。 「んんん…」 すると平次が答えてくれるように、アタシの舌を噛んでくれる。 嬉しさと気持ち良さに身悶えしたら、ワンピースの裾から差し込まれた手が背中にいつもよりきつく爪を立ててくれた。 ああ……気持ちええ…… 程よい痛みがくれる悦びは、あっという間にアタシの全身に行き渡った。 「あっ…いやっ…」 背中を引っ掻いてくれる手とは違う手が、アタシのもっとも敏感な場所を刺激し始める。 「まだ…いやや……」 まだイキたない。 もっともっと今のこの悦びに浸っていたい。 「いやっ…平次まだ…」 「今はこれで我慢せえ。続きはすべての雑用が終わってからや」 「いややぁ~~あああああぁぁぁぁ~」 嫌がってみてもアタシの体を知り尽くしている平次に抗えるはずもなく、平次の指の動きだけでアタシはあっさりとイカされてしまう。 悔しいけど、平次には敵わへん。 イカされたアタシはそのまま平次に凭れかかって、荒い息を繰り返すだけや。 「ええ子にしとれ。その代わり、後で褒美やるから」 「ご褒美…」 この言葉はアタシにとっては、目の前に飴をぶら下げられたも同然の威力を持つ。 やって、平次のくれるご褒美は最高なんやもん。 「ええ子にしとったらご褒美…」 「そや。やから、今日もええ子にしとれ」 アタシは無言で頷いて、言われるがままに自ら自分のシートに戻った。 今日のアタシの目標は決った。 平次のご褒美を貰うことや。 やから寝屋川の服部の家に着くまで、平次の教えてくれる風景を思い浮かべながらアタシは機嫌良くええ子で助手席に座っていた。 |
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